『サザエさん』マスオさんの優しさに「こんな旦那さんがいい」
2月25日放送のアニメ『サザエさん』。“尻に敷かれる”マスオの気苦労が描かれたエピソードに、視聴者からは同情と称賛の声が多くあがっている。
話題になったエピソードは、作品No.7790「夫婦は以心伝心」。ある日、波平の「あれを頼む」の一言で、フネが爪切りを手渡すという光景を目にしたサザエとマスオ。熟年夫婦のツーカーの仲にいたく感心し、「私たちも“あれ”で通じ合う夫婦を目指しましょう」と、“あれ”の練習を始める。
その後、早速マスオが「サザエ、“あれ”頼む」とお茶を要求するも、サザエが持ってきたのは新聞。「えっ?」と戸惑うマスオだが、サザエをガッカリさせまいと「いやぁ ちょうど新聞が読みたかったんだ! よく分かったね!」と大喜びの演技でサザエに合わせる。その後も、「どっちのワンピースの方が似合うか?」との質問には「サザエにだったらどっちも似合うよ~!」とご機嫌を取り、気の進まないながらもサザエに勧められた赤色のネクタイを締めるなど奮闘。その後、「やれやれ… 以心伝心も楽じゃないなぁ」とセルフ肩たたきで疲れを癒すのだった。
そんなある日の朝、サザエはナゼか不機嫌な態度に。会社で原因を考えあぐねるマスオに対し、同僚の穴子さんは「直接聞いたら」とアドバイス。しかし、マスオは「そんなことをしたら、サザエに『怒っている理由がわからないの?』と余計に怒られそう」「火に油を注ぐようなものだよ! ああ~っ どうしよう」と机に突っ伏してメソメソ。穴子さんも、マスオの気遣いぶりに同情するのだった。
帰宅後、サザエから歯が痛んでいただけだと理由を明かされ、安堵したマスオ。つい気が緩み、「ハハハ! 最近ずっとサザエに合わせようとしてきたから、考えすぎたよ」と思わず本音をポロリ。まさかの告白に、サザエは目を丸くして「以心伝心じゃなかったのね…」とショックを受けてしまう。結局、マスオはすべてを白状し、「頑張ってくれるサザエの気持ちに応えたくて、つい…」と謝罪。やりきれないサザエだったが、家族から「それがマスオの優しさ」「姉さんにはもったいない」と宥めれると、切なそうな笑顔で「そうね。ありがとう、マスオさん」とマスオの心づもりに感謝するのだった。
マスオの奮闘ぶりに、視聴者からは「察し大会」「忖度夫婦」「マスオ生きづらそうな生活してんな」などと同情する声が続出。その一方で、「よく気がつくマスオと鈍感なサザエで、相性抜群の夫婦ですな」「マスオさんが頑張ってるからこの夫婦成り立ってんだね」「マスオさんがマジで優しすぎる こんな旦那さんがいいな~」「マスオさんに惚れたwww」「有能すぎる」「自分が我慢する辛さよりサザエが喜んでくれてるからねぇ って言えるマスオよ」などと、誠実さを称賛する声もあがっている。
控え目で、家族想いなマスオ。磯野家にも、視聴者にも、その優しさが十分伝わっているようだ。
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